ソイルモルタル( 流動化処理土 )(大阪府リサイクル認定製品)
施工の簡便性アップ、大幅なコストダウン。幅広い適用範囲に対応するリサイクル建設資材
『ソイルモルタル』は、建設汚泥の処理過程で生成されたソイル原液にセメント系固化材を添加することにより誕生したリサイクル埋め戻し材です。
地耐力や圧縮強度を十分にクリアーし、優れた流動性で作業効率を大幅にアップします。
また、従来工法に比べ、幅広い適用範囲に使用でき、大幅なコストダウンを実現しており、1980年の開発以来数多くの納入実績を誇ります。
地耐力確保の例
セメント混入量 | 一軸圧縮強度 | 地耐力 | N値 |
150kg/m3 | 200kN/m2 | 150kN/m2 | 16 |
180kg/m3 | 300kN/m2 | 225kN/m2 | 24 |
200kg/m3 | 400kN/m2 | 300kN/m2 | 32 |
遮水効果
ソイルモルタルは、SMW連続地中壁工法と同等以上の透水係数があり、遮水効果も望めます。
透水性 | 実質不透水 | 非常に低い | 低い | 中位 | 高い | ||||
対応する土の種類 | 粘性土 | 微細粒、シルト、 砂-シルト-粘土混合土 |
砂及び れき(礫) |
粗粒な れき(礫) |
参考
一軸圧縮強度(qu)、地耐力(qa)、
N値(N)、コーン指数(qc)
※ 関係式 | qc = 5 × qu qa = 0.15 × qc N = qu/12.5 |
---|---|
※ 単位換算 | 1kgf/cm2 ≒ 100kN/m2 =0.1N/mm2 |
品質管理規定
ソイルモルタル品質管理値
一軸圧縮強度 (高炉セメント) |
7日後 | セメント 150 kg/m3 | 74 KN/m2 | ( 0.75 kgf/cm2 ) |
---|---|---|---|---|
セメント 180 kg/m2 | 127 KN/m2 | ( 1.30 kgf/cm2 ) | ||
セメント 200 kg/m3 | 167 KN/m2 | ( 1.70 kgf/cm2 ) | ||
セメント 220 kg/m3 | 210 KN/m2 | ( 2.15 kgf/cm2 ) | ||
28日後 | セメント 150 kg/m3 | 211 KN/m2 | ( 2.15 kgf/cm2 ) | |
セメント 180 kg/m3 | 363 KN/m2 | ( 3.70 kgf/cm2 ) | ||
セメント 200 kg/m3 | 480 KN/m2 | ( 4.90 kgf/cm2 ) | ||
セメント 220 kg/m3 | 578 KN/m2 | ( 5.90 kgf/cm2 ) | ||
フロー値 | 200mm以上、1時間後100mm以上 | |||
ブリージング率 | 1%〜3% |
上記の数値は、参考数値です。打設状況により強度が変動する場合があります。
特許登録済み
当社独自開発の流動化処理土製造システム特許を取得。様々な施工条件に合わせた配合が可能です
品質管理試験「三和方式」
流動化処理土の性能を評価する上で最も重要なのは一軸圧縮強さで、その他に現場試験として密度、フロー値、ブリーディング値を測定し品質を管理しております。
弊社におきましては、ソイルモルタル・スラリーモルタルの性能・特性を評価するのに適し、且つ簡便であり信頼性が高い以下の試験方法を「三和方式」として採用しております。
一軸圧縮強さ
打設時にテストピースを採取、恒温室において所定の日数室内空中養生し、一軸圧縮試験機にて試験を行う。「土の一軸圧縮試験 JIS A 1216-1998」
密度
泥水比重計(マッドバランス)を用いて測定する。特に制約のない場合や製造工場におきましては専用容器を用いて質量を測り密度を算出しています。
※比重測定を専用容器で行った場合、そのままブリーディング値測定にも使用できるので試験時間を短縮することが出来ます。「三和方式」
フロー値
フロー試験「エアモルタル及びエアミルクの試験方法 コンシステンシー試験シリンダー法 JHS 313-1999」を行う。
ブリーディング値
メスシリンダーの1,000㎖目盛りまで試料を計り入れ、所定時間経過後のブリーディング量を目盛りから読み取る。(メスシリンダー目視法)「三和方式」
※従来、流動化処理土のブリーディング値の測定には「プレパックドコンクリートの注入モルタルのブリーディング率及び膨張率試験 JSCE-F522」法が用いられて来ました。
ソイルモルタル・スラリーモルタルにこの方法を用いると、試験対象物の量が500ml程度と少なく、ブリーディングが少量だと誤差の範囲に入ってしまい測定不能となります。
また、ソイルモルタル・スラリーモルタルの打設直後には目立った膨張が認めらず、湿潤状態であれば収縮も認められない為、弊社と致しましては、簡易に行え、且つ測定結果を読み取り易いメスシリンダー目視法を採用し「三和方式」としております。
ソイルモルタル・スラリーモルタルにこの方法を用いると、試験対象物の量が500ml程度と少なく、ブリーディングが少量だと誤差の範囲に入ってしまい測定不能となります。
また、ソイルモルタル・スラリーモルタルの打設直後には目立った膨張が認めらず、湿潤状態であれば収縮も認められない為、弊社と致しましては、簡易に行え、且つ測定結果を読み取り易いメスシリンダー目視法を採用し「三和方式」としております。